現役パタンナーが【ユニクロ・GU・3COINS】の吸水ショーツを徹底比較!

「フェムテック」の盛り上がりとともに、女性の生理に対する関心が深まり、吸水ショーツへの注目も上がってきました。

ユニクロとGUが2021年から吸水ショーツ市場に参入したことも認知度が上がった要因の一つです。

そのような中、

A子さん

「ユニクロやGUの吸水ショーツは安いけど大丈夫なのかな?」

B子さん

「吸水ショーツって生理中の不快感が楽になるっていうけどホント?」

など疑問をお持ちではないでしょうか。

私も、長年ナプキンを使用していたので、「吸水ショーツってホントに大丈夫なの?」と思ってしまう気持ち、よくわかります。

そこでこの記事では、ユニクロ、GU、3COINSの吸水ショーツを実際に試してみた結果を元に

  • サイズ感
  • 生地の質感
  • はき心地
  • 吸水部分

について、現役のパタンナーの視点を交え、徹底的に比較検証していきます。

最後まで読むことで、吸水ショーツへの不安感が安心感に変わりますよ

この記事を書いた人
  • サンプル縫製歴10年
  • パタンナー歴20年(レディース衣料・インナー)
  • 生地選びから原価出し、工場依頼まで全般にわたり、商品企画に携わっている
Chie
目次

【徹底比較】ユニクロ・GU・3COINSの吸水ショーツ

  • ユニクロ「エアリズム吸水サニタリーショーツ」
  • GU「トリプルガードショーツ(レギュラー)(バッグガード)+E」
  • 3COINS「吸水型サニタリーショーツ」

この3点を比較検証してみたところ、下記のような結果となりました。

個人的な感覚もありますが、総合的にみてユニクロが一番優れていると感じました。

それでは、その理由もふまえて各項目について一つずつ見ていきましょう。

サイズ感|ゆったり派VSぴったり派

ユニクロGU3COINS
サイズ感ゆったりぴったりぴったり

【ユニクロ】(ゆったり)

袋を開けた時の第一印象は、

chie

結構、大きい。1サイズ下げればよかったかな。

しかし実際に履いてみると、大き過ぎず、程よいフィット感でした。
また、すっぽりおへそまでくる安心感もあり、締め付けもありません
画像をみても他の2社と比べて股上が長く作られていますね。

また、下の写真のように、GUと重ねてみると同じMサイズでも一回り大きく作られています。

ユニクロはGUよりもターゲットの年齢層が上なので、ゆとりある設計にしていると感じました。
締めつけ感が辛くなるアラフィフ世代にはユニクロの吸水ショーツはちょうど良いサイズ感です。

【GU】(ぴったり)

ぴったりとフィットして普通のショーツを履いている感覚です。

生地が伸びるので締めつけ感もなく、違和感もありませんでした。
若い方だと、GUのフィット感と股上の長さの方がいつものショーツと同じ感覚で履けそうです。

【3COINS】(ぴったり)


3COINSもGUと同じようなフィット感があり、普通のショーツと同じ感覚で着用できました。

生地の質感|ナイロン派VSコットン派

ユニクロGU3COINS
本体ナイロン 71%
ポリウレタン 29%
綿 95%
ポリウレタン 5%
綿 95%
ポリウレタン5%

【ユニクロ】(ナイロン派)

インナーでおなじみのエアリズムと同素材です。
ツルンとした低摩擦の質感で肌触りもよく、汗をすぐに吸収して拡散してくれます。
夏場は特に蒸れやすいので助かりますね。

【GU】【3COINS】(コットン派)

肌当たりのいいコットン素材です。
インナーは「やっぱりコットンが一番!」という方にはおすすめです。

はき心地|違和感なしVS違和感あり

ユニクロGU3COINS
はき心地違和感なし
糸による肌当たりなし
違和感なし
糸による肌当たりなし
違和感あり
糸による肌当たりあり

【ユニクロ】(違和感なし)

クロッチ部分の違和感がまったくありませんでした


その理由は、分厚くなりがちな3層構造のクロッチ部分を極力、薄く仕上げているからです。
また、ほぼ無縫製で糸によるあたりがありません。さらに、どの箇所も薄く仕上げる仕様で、生地の段差によるストレスを出来る限りなくしています

生理中のストレスを、商品の作り方でどれだけ軽減できるかを考えた商品ですね。

【GU】(違和感なし)

縫い目が気になるかと思いましたが、クロッチ部分の違和感はまったくありませんでした。

理由としては、バッグガード仕様で後ろのウエストまでクロッチ部分の生地があるためです。
また、テープで縫い目を覆っているため、縫い糸が肌にあたらず快適に履けました。

また、形がとても綺麗です。
縫い目を利用し立体的にヒップの下を包み込むように作られています。
後ろ股上が長いので、しゃがんでもすっぽりヒップを包み込み安心して着用できました。

【3COINS】(違和感あり)


ヒップを横切るように縫い目があるため、肌に縫い糸があたり、少し違和感がありました。
また、丸みがなく平面的に作られているのでヒップの下がはみ出てしまいます。

しかしながら、着用時間が長くなると、始めに感じた違和感もだんだんと薄れていき、あまり感じなくなりました。

雑貨屋さんの商品であり、安価な値段を考慮すると許容範囲内ですね。

クロッチ部分の長さ|長くて安心派VS短くてスッキリ派

ユニクロGU3COINS
クロッチ内部の吸水シートの長さ30cm41cm28cm

【ユニクロ】【GU】(長くて安心派)


ユニクロとGUは後ろのウエストまでクロッチ部分が伸びており、寝姿勢でも安心の設計になっています。

ただ、上記の表のようにユニクロの場合、クロッチ内部の吸水シートの長さは30cmと、後ろウエストまでは伸びていません。
夜に使う時は後ろウエストまで吸水シートがあるGUの方が安心ですね。

【3COINS】(短くてスッキリ派)


クロッチ部分がヒップの3分の1あたりまでで、吸水シートも同じ長さになっています。
防水シートも同じ長さなので、寝姿勢はNG。昼間用ですね。

クロッチの吸水量|たっぷり40ml VSそこそこ20ml

ユニクロGU3COINS
クロッチの吸水量約30ml~40ml約15ml~20ml約25ml

まず、ユニクロは約30ml~40mlとたっぷりめ。一方、GU、3COINSは約15~25mlとユニクロよりは少ない吸水量です。

吸水量は水分を吸収する吸水シートと、水分を留める防水シートが鍵となります。

基本的に、クロッチ部分はユニクロ、GU、3COINSとも3層構造になっています。
肌に当たる面はサラサラで肌当たりの良い速乾生地、その下が吸水シート、最後が防水シートです。

水で試してみたところ、どの商品もパッケージに書かれている水分量は吸収し、表にも滲み出てきませんでした。

ただ、経血のドロッとした塊状のものは吸収されません。水分量が多いものに限ります。

価格|1,990円VS1,320円

ユニクロGU(バックガード仕様)3COINS
値段(税込)1,990円1,990円1,320円

まず、ユニクロとGU(バックガード仕様)が1,990円、一方、3COINSが1,320円でした。

3,000円~6,000円台のネット通販にくらべて1,000円~1,500円程安く売られています。

以前と比べ、グンゼやATSUGIなど大手下着メーカーはもちろん、多くのメーカーが吸水ショーツ市場に参入しています。ますます市場が大きくなり、価格帯の幅も広がりそうです。

カラバリ|6色展開VS2~3色展開

カラバリ=カラーバリエーション

【ユニクロ】

ナイロンの発色性を活かした6色展開です。
トレンドのくすみカラーも取り入れており、色違いで何枚か持つと気分も上がりそうですね。

【GU(バックガード)】

ブラック、ピンク、ブルーの3色展開です。
ピンクとブルーの色味が落ち着いていて、綿のやわらかい質感と合っていますね。

【3COINS】

カーキとブラックの2色展開です。
とても落ち着いた定番の色展開ですね。

簡単!吸水ショーツのお手入れ方法

お手入れ方法も各商品で若干の違いがあります。
各商品の洗い方を簡単にまとめてみました。

ユニクロ (参考:ユニクロのお手入れ方法)

手順備考
1浸け置き水温30度以下。
吸水シート部分を下にむけて30分程度水につけて十分に水洗いをする。
2洗濯機洗濯ネットを使用。
漂白剤や柔軟剤は吸収力が低下する恐れがあるので、使用を控える。
3乾燥乾燥機は使わずに自然乾燥する。

GU(参考:GUのお手入れ方法)

手順備考
1もみ洗い水の中で汚れが出なくなるまで、手で押し出すようにやさしく洗う。
2浸け置きセスキ炭酸ソーダを薄めた水に2時間~3時間ほど浸す。浸け置き後は軽くすすぐ。
目安:水1Lに足してセスキ炭酸ソーダ約5~10g。
3洗濯機洗濯ネットを使用。水温30度以下。
漂白剤や柔軟剤は吸収力が低下する恐れがあるので、使用を控える。
4乾燥乾燥機は使わずに自然乾燥する。
クロッチが乾きにくいため、しっかりと乾燥させる。

3COINS(参考:3COINSのお手入れ方法)

手順備考
1浸け置きぬるま湯に約20分浸して汚れを落とす。
2洗濯機洗濯ネット使用。
漂白剤や炭酸セスキソーダは生地を傷める原因となるので使用を控える。
3乾燥乾燥機は使わずに自然乾燥する。
クロッチが乾きにくいため、しっかりと乾燥させる。

各商品でのお手入れ方法での違いは炭酸セスキソーダを使用するかしないかです。

炭酸セスキソーダは動物由来の素材、ウールやシルクは生地を傷める恐れがありますが、植物性の綿や合成繊維であれば問題ないようです。

ただ、実際に試してみたところ、ぬるま湯に20~30分ほど浸けて揉み洗いをした後に、洗濯機で洗うユニクロや3COINSのお手入れ方法で、十分に汚れは落ちました。

簡単な方が良いですよね。
お風呂に入っている間に浸けて置くなどして、時間を置かずにちゃちゃっと洗ってしまいましょう。

ホントに楽!量が少なくなる40代以降の方へ特におすすめします

最後に、迷っている時の購入ポイントをお伝えします。

  • 締めつけ感が気になる方→ユニクロ
  • ショーツと同じフィット感で着用したい方→GU
  • 安く試してみたい方→3COINS

吸水ショーツが気になる方は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。

特に40代半ばあたりからは、経血の量も少なくなるため、生理期間中に吸水ショーツだけで過ごせる日も多くなります。
ホントに楽なので、「ブルーDAY」が「普通の日」に変わるかもしれませんよ。

この記事を書いた人

1970年生まれ、大阪府出身。服飾専門学校を卒業後、服飾メーカーに入社。30年にわたり、縫製、パターン、商品企画に携わってきました。2022年から副業としてWEBライターをスタート。本業で培った感性を活かし、作る人と使う人、両方の視点から「人とモノに寄り添う文章」をモットーに執筆中。

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