40代の私が実践中!つみたてNISAとidecoで作る老後資金

accumulated NISA and ideco
  • 年金だけだと老後に生活できるか不安
  • 老後資金を貯めたいけど、どうしたらいいの?
  • 貯金だけでなく、投資もした方がよいと言われるけど、そんな余裕はないよね

そんな不安ありませんか。

年金だけでは老後の生活費が足りない、少し前に老後の生活に2,000万円必要だと世間で騒がれ、何かと不安を感じますよね。


この記事では40代女性で全くの投資初心者だった私が実践している老後資金の作り方をお伝えします。

自分のライフスタイルに合わせて貯金の他に、つみたてNISAやidecoを上手く活用して、無理なく老後資金を確保していきましょう。

この記事を書いた人
\野口美貴/
  • 40代1児の母
  • つみたてNISAを始めるまで投資経験全くなし
  • つみたてNISAとidecoの両方を運用中
目次

老後資金の確保の仕方|基礎編

老後資金を確保するにあたって、これから先の人生をどのように考えたらよいのでしょうか。


40代はちょうど人生の折り返し地点とよくいわれます。
今までの人生を振り返り、これからの人生を考えるのに、適した年代です。
今後のライフプランを金銭的なシミュレーションを通して考えてみませんか。

女性の老後が経済的に厳しくなる3つの理由

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自分たちの老後について考える前に、今まさに老後を迎えた女性たちはどのような老後生活を送っていると思いますか?
私たちの時代は厳しいから、老後資金を貯めないと思っている方は多いかもしれません。

なぜその必要があるのか、老後を迎えた今の女性たちをとりまく厳しい現実があるからです。
それは主に3つの理由からですが、一つずつみていきましょう。

理由1|女性は男性より長生き

女性は男性よりも平均寿命が6.16歳長く、その分、生活費を多く必要とします。

2016年における我が国の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳であり、健康寿命とはそれぞれ約9年、約12年の差があります。

引用元:厚生労働省eヘルスネット平均寿命と健康寿命

理由2|女性はライフスタイルの変化により賃金と年金が低くなる

女性は結婚、出産のため、正社員を退職する方が多く、30歳を超えると約半数が非正規雇用となります。
配偶者の転勤により、正社員を辞め、転勤先についていく妻もいます。
また、就職氷河期により正社員になれず、非正規雇用でずっと働いている方もいます。

非正規雇用は正社員に比べ賃金が低く、賃金もなかなか上がりません。
年金は賃金に比例して掛け金と支給額が決まるため、賃金が低いと、支給額も低くなります。

図表|雇用形態別に見た平均年収と雇用者に占める非正規雇用者の割合(2015 年)
(b)女性

雇用形態で年収分布図を見た時に、正規雇用・非正規雇用はそれぞれ下記の通りになりました。

女性の正規・非正規雇用の年収分布図


(注)平均年収は、厚生労働省「平成 27 年賃金構造基本統計調査」の正規雇用者は「正社員・正職員計」、非正規雇用者は「正社員・正職員以外計」の所定内給与額と年間賞与その他特別給与額から推計。雇用者に占める非正規雇用者の割合は総
務省「労働力調査」のもの。
(資料)厚生労働省「平成 27 年賃金構造基本統計調査」、及び総務省「労働力調査」から作成。
(出典:ニッセイ基礎研究所 2015年若年層の経済格差と家族形成格差増加する非正規雇用者、雇用形態が生む年収と既婚率の違い

理由3|晩年はおひとり様になり介護費用がかかる

女性は平均寿命と健康に不安がある状態になる健康寿命の差が約12年あります。
女性の生涯未婚者は年々、増加しており、14.06%となっています。(出典:国立社会保障・人口問題研究所人口統計資料2019年度版

既婚者であっても離婚、死別等により高齢になるにつれ、単身者になる女性は増加します。

女性はおひとり様になるときと健康寿命を迎えるときが重なり、晩年は健康に不安がある状態で、何らかの介護が必要となり、介護費用がかかります。

老後資金は計画的に積み立てる

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ここまで、女性の老後について厳しい現状をお伝えしました。
現実が厳しくて、もう老後のことは考えたくないと思った方もいるかもしれません。

ご安心下さい。
そんな方でも段階的に進める方法をご紹介します。
40代の私が徹底的に調べて実践していますので、ぜひやってみて下さいね。

  1. 理想とするライフプランを考える。
  2. 目標となる金額を設定する。
  3. 無理なく続けられる仕組みを作る。
  4. 家計の見直しで老後資金を捻出。
  5. 効率的に継続して積み立てる。

①理想とするライフプランを考える

まずは、ご自分の今の状況と将来、どんな生活を送りたいか、どんなことが想定されるか一度整理して考えてみましょう。


40代となると、ライフスタイルが確定してくる方が多いでしょう。
未婚、既婚、子どもの有無、子どもの数。
お子さんがいる場合、進学、就職などの子育てにかかるライフイベント。
ご両親の介護が必要かなどの介護にかかるライフイベント。


ご自分や家族のライフイベントの想定がある程度できるようになり、これからの人生の見通しが立てやすくなってきます。
年表にご自分や家族の年齢などを書き出し、いつごろ、ライフイベントで大きな出費が発生しそうかわかる範囲で見積もりましょう。

それを踏まえた上で、老後をいつ迎え、どんな生活を送りたいか考えてみましょう。
仕事をどうするか、趣味や人間関係はどうするか、どこに住むのかなどを考えて下さい。
紙に箇条書きなどで構わないので、書き出してみましょう。


どんな生活がいいのか考えるのは今後の人生を考える上で大切ですので、一度ぜひやってみて下さい。

②目標とする金額を設定する

老後の理想の生活を考えたところで、その生活を送る上で、どのくらい費用がかかるのかざっくりでいいので、考えましょう。

一般社団法人全国銀行協会が提供しているライフシミュレーションを使いましょう。

まだ40代は老後となる年月にはまだ先なので、これからの社会情勢やご自分の状況が変わってくるかもしれません。
あくまでも一般的なデータでの試算になりますが、おおまかな金額を把握できます。
先ほどのライフイベントでの出費も考慮できる場合は入れましょう。

ライフシミュレーションはこちら。

試算して、足りなかったとしても、大丈夫です。
収入を増やすか費用を削るかで調整します。


収入は配当金などの不労所得が増やせないか検討します。
後ほど取り上げるつみたてNISAとidecoは有力な選択肢の一つです。
アルバイトや副業の収入も立派な収入源です。

費用は優先順位をつけましょう。
優先度の高いものは残し、それ以外は削るか別の手段で費用が削れないか考えましょう。

③無理なく続けられる仕組み作り

必要な老後資金が何となくわかったところで、計画的に老後資金を確保する方法を考えましょう。
ここで大切なのは無理なく続けられる仕組みです。
手間やかかるコストはなるべく削減して、自分にあった楽な方法を見つけましょう。

老後資金を準備する上で、一番重要なのは収入や貯金額の多さではなく、計画的に積み立て続けられるかです。
とにかく継続できるのが老後資金を確保できる成功のポイントの一つになりますよ。

④家計の見直しで必要な資金を捻出

具体的な老後資金を確保するために、まず家計の見直しを次の手順で行って下さい。

  1. 支出の見直し
    固定費(毎月一定の金額がかかるもの、住居費など)から見直し
  2. 収入の見直し
    副業やアルバイト収入、不労収入を得られないか検討
  3. 資産の見直し
    正確な預金金額を把握。(使っていない休眠口座がないか)
  4. 負債の見直し
    住宅ローンの金利、返済額を見直す、その他ローンの返済

40代に入ると、健康も立派な資産です
健康を維持できれば、将来、介護が必要な時期を遅らせる、または短くできるかもしれません。
体のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

特に、女性は婦人科系疾患、歯は要注意です。
持病をお持ちの方は悪化しないよう、健康管理に気をつけて下さい。

老後資金の確保の仕方|実践編

老後資金形成のポイント

長期・少額・分散

  1. 毎月、一定の金額を積み立てる。
  2. その積立の一部をこれから紹介するつみたてNISAやidecoで効率的に運用する。

貯金すべてを投資につぎ込むのはリスクが高くなります。
老後にかかわらず、不測の事態や大型の出費に備えるため、生活に支障がないよう最低限度の貯金は保持して下さい。

これから紹介する方法は投資になるため、投資結果によっては損をする可能性もあります。
ただ、制度の特性上、他の投資に比べて大きく損をする可能性は低いといわれていますが、投資には必ずリスクがあります。
内容をよく理解した上で始めて下さい。

①使える制度はつみたてNISAとideco(個人型確定拠出年金)

それでは老後資金の形成に使われる代表的な2つの制度をみていきましょう。

つみたてNISAideco(個人型確定拠出年金)
満20歳以上の国内居住者加入できる人国民年金被保険者
年40万円投資上限金額年14.4万円~81.6万円
2018年~2042年(最長20年)投資可能期間65歳まで
運用益が非課税税金のメリット運用益が非課税*
掛け金が全額所得税控除
受け取り時にも税制優遇
いつでもOK引き出し原則60歳以降
損益通算不可特記事項掛け金月額5,000円~
つみたてNISAとidecoの比較

*運用中の年金資産には1.173%の特別法人税がかかりますが、現在(2022年6月)は課税が凍結されています。


つみたてNISAは金融庁が主管しており、長期投資で資産形成を促すために創設された制度です。
老後資金だけでなく教育資金などに使っても大丈夫です。
非課税期間が20年と長く運用できるため、老後資金の形成に使われます。

一方、idecoは厚生労働省が主管で、国民年金や厚生年金に年金を上乗せして受け取りたい方向けの制度です。
資金使途が老後資金に限定されているため、原則60歳になるまで引き出せません。

どちらも税の優遇措置など投資にかかるコストが抑えられるのが魅力です。

②つみたてNISAを月額5,000円からでも始めよう

つみたてNISAは資金の自由度が高いため、最初に始めるならつみたてNISAをおすすめします。
1年間の非課税限度額(40万円)をめいっぱい使えば、税金が安くなるメリットが最大限生かせますが、全く始めての方なら、自分のできる範囲で始めるのはいかがでしょうか。

私も始めから満額投資していたわけではありません。
貯金と並行ですので、最低限の貯金と合わせた金額を20年間、毎月確実に積み立てるのは、初心者には難しいと思いました。

まずは、自分のできる範囲で積み立て、家計の見直しで投資に回す資金を増やし、徐々に積立金額を上げて、満額投資を目指しましょう。

金融機関によって、年度内で2回ほど、ボーナス設定ができ、その月だけ投資額を増額できます。
投資上限額はその年度内限りですので、年度内で使い切れなかった投資額は、次年度に繰り越せません。

ネット証券会社によっては100円から投資できるところもありますが、あまりに金額が小さいと投資の利益が得にくいデメリットがあります。


月額5,000円ぐらいを目安にスタートしましょう。

つみたてNISAの始め方

それでは、具体的につみたてNISAの始め方をみてみましょう。

  1. つみたてNISAを扱う金融機関で証券口座と積立NISA口座を開設。
    ネット証券がおすすめ
  2. 投資信託を選ぶ。
    投資信託の種類は分散させなくてOK。気になるならバランス型を選ぶ。
    信託報酬、手数料はなるべく安いものを選ぶ。
    日経平均、TOPIX(東証株式市場)やS&P500(米国株式市場)など株式市場の代表的な指数に連動するものがおすすめ。
  3. 積立日、積立金額など設定する。

つみたてNISAの選び方

おすすめのネット証券会社

SBI証券

楽天証券

日本を代表する二大インターネット専業証券会社です。

おすすめする3つの理由

  1. 手数料や信託報酬が業界最低水準。
  2. 取り扱う投資商品の種類が銀行などと比べて豊富。
  3. クレジットカードが使用可で、ネット銀行との提携で銀行口座から証券口座へ資金移動がスムーズ。

投資ではリスクを分散させるため、様々な商品に分散して投資するのが基本です。
つみたてNISA自体が長期、少額、分散でリスクを軽減していますので、つみたてNISAの中で投資商品をあえて分散させる必要はありません。


また、信託報酬や投資にかかる手数料は低いものを選びましょう。
投資信託によってはノーロード(手数料無料)のものもあります。
投資で利益が出ても、かかるコストが高いと、その分受け取れる利益が減ってしまいます。
よく比較、検討しましょう。

さらに詳しい内容は、【つみたてNISAの公式サイト】をご参照下さい。

中途解約はなるべく避ける

つみたてNISAは中途解約が可能ですが、なるべく避けましょう。
中途解約すると、その年度の非課税投資枠がなくなり、残っている非課税投資枠は復活しません。
一度、解約したら、その年度は新規で投資できず、次年度まで待たなくてはいけません。
そうなると、投資で得られる利益が減ってしまう可能性があります。

中途解約は避け、少額でもご自分のできる範囲で投資を続けていきましょう。

③余裕があればidecoも併用

さらに老後資金を積み立てたい方はidecoも併用しましょう。
60歳まで引き出せないデメリットがありますが、それまでしっかり積み立てできます。


また、つみたてNISAより掛け金が少額ですが、つみたてNISAにはない投資商品も選べます。
所得税控除や受け取り時に税の優遇措置があり、人によっては節税のメリットが大きくなります。
さらに詳しい内容は、【idecoの公式サイト】をご参照下さい。

理想とするライフプランを実現するために計画的に老後資金を積み立てよう

ここまで老後資金の確保の仕方についてみてきました。
老後の資産形成に向けて段階を追って積み立てていけば、理想とするライフスタイルに着実に近づけます。

女性のライフスタイルはひと昔前に比べ、多様化しました。
人生の選択肢が広がったため、人生における正解はひとつだけではなくなりました。


人生を選べる自由度が増えたからこそ、何を選ぶのか、何を選ばないのか、自分にとって納得のいく選択する重要性は高くなっています。

老後資金について考えるのは、何も老後の人生だけを考えるわけではありません。
私にとって、今とこれからの自分の人生をどうしたいのかを考えるいいきっかけになりました。


日々の生活で見失いがちな、自分がやりたいこと、理想の暮らし方を実現するために、国の制度なども上手く活用して長い人生を乗り切っていきましょう。

この記事を書いた人

1981年生まれ、神奈川県在住の1児の母。大学卒業後、新卒から18年以上に渡り、
経理、一般事務として働く。今まで培った経験を生かした丁寧なリサーチと分かりやすい文章を心掛けています。

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