- 「妊娠中、旦那ができることってなんだろうか…」
- 「辛さがわからないけど、なにかしてあげたい!」
- 「つわり中に奥さんがしてほしいことってなんだろう…」
- 「やってはいけないことってあるのかな…」
奥さんが初めて妊娠したとき、旦那は不安ですよね。
その気持ち、痛いほどわかります!僕の奥さんはだいぶ落ち着きましたが、少し前までつわりが酷く、大変な日々を送っていました。
奥さんと同じく旦那も初めてのことで、なにをしてあげるのが正解なのか正直わかりませんよね。
僕も最初はそうでした。
そこでこの記事では、現在つわりを経験している奥さんの旦那として「現在何しているか、何してきたか」「ネットや本を活用、友人への聞き込みなど徹底検索して何がわかったか」を紹介したいと思います。
- 【奥さん歓喜】つわり時に旦那ができる9つのサポート
- 【奥さん感謝】サポートを受けている奥さんの声
- 【奥さん消沈】つわり時に旦那がやってはいけない5つのNG行動
僕が経験してきて感じたことのひとつとして、忘れてはいけないとわかったのは、
つわりは奥さんだけの試練ではなく2人の試練である
この事実です。
旦那は奥さんの徹底サポートをし、当事者として2人で乗り越えなければなりません。
この記事でその自覚を芽生えさせ「2人で乗り越える」ためのサポート術を吸収してくださると幸いです。
【奥さん歓喜】つわり時に旦那ができる9つのサポート
旦那ができる奥さんへのサポートを9つ紹介します。
つわりで大変な奥さんのためです。
ひとつずつ学んでいきましょう。
また、つわり時に限らず、産後にもこの知識は役に立つことを覚えておきましょう。
①奥さんの気持ちに寄り添う
不安でいっぱいである奥さんの声を親身に聞くこと
妊娠中、奥さんは旦那が想像しているよりも不安な気持ちでいっぱいです。初めて体験することですから当然ですよね。
だからこそ、旦那は日々の愚痴や不安の声、奥さんが話したい事を親身に聞いてあげましょう。
僕の奥さんは流産も経験しているので、お腹の子が無事に育っているのか不安と毎日声に出していました。気の利いた返事はできませんでしたが、とにかく1人で抱え込ませないように話を聞くことを大事にしていました。
つわり時の奥さんは人が変わったように不安の声や愚痴を話します。
俗にいうマタニティブルーです。
突然変わっても驚かずに「大丈夫?」「どうしたの?」「ここにいるから大丈夫」など優しい言葉をかけてあげましょう。
それだけで心が軽くなりますよ。
②家事全般は旦那が担当する
つわりで動くことがつらい奥さんの代わりに家事する
つわり時、奥さんは家事から離れてもらうぐらいの気持ちで旦那は家事しましょう。
つわりでつらいときは身体を動かせないことが大事。
旦那が想像するよりもつわりはつらいので「全て自分でやろう」の気持ちで臨むといいですよ。
とはいっても家事には、ご飯を作る(買うのも有り)・掃除機をかける・お風呂掃除・トイレ掃除・洗濯・服をたたむなどやることも多めです。
例えば僕の場合、ご飯は休日に作り置きをしておく。家の掃除は平日の夜に少し、休日に残り全て行う。洗濯は多ければ平日の夜と、休日の昼間に分けて洗う。など、仕事の日と休日に分けて無理のない範囲でこなしていました!
他にも、
仕事帰りに買い出し、仕事で帰宅が遅くなったときはお弁当で済ませるなど臨機応変に過ごしていました。奥さんも調子が良いときは家事してくれましたので、まさに2人で力を合わせて乗り越えましたね!
正直な話、妊娠前は平日に奥さんが家事してくれていたので、四苦八苦しながらこなしていました。
しかし、ここで頑張れば産後も絶対役に立つと思いながら頑張っていましたね。
また、仕事が忙しく、どうしても家事ができないときは、奥さんに一言かけてあげるのも大事です。
「今日は掃除できなくてごめんね」「大変なのにいつもありがとう」「無理して家事しなくて良いんだよ」など、コミュニケーションをとるだけでも奥さんはうれしく思ってくれますよ。
意識しておきましょう。
③奥さんファーストで生活する
奥さん第一優先の生活を心掛けること
旦那にも、趣味や仕事終わりの1杯など自分の時間を作りたい気持ちはありますよね。
僕も自分の趣味に少しは時間をとりたいと考えていたときもありました。
しかし、つわりのときの奥さんは満足に外にも出られず、ずっと不安で気分も優れない日々を送っています。
このようなときに旦那がお酒の匂いをさせながら帰宅、自分の趣味に没頭して満足げに帰宅したら奥さんはどう思うでしょうか。
どう考えても良い気持ちではありませんよね。
今の時期は奥さんと同じく旦那も我慢しましょう。
旦那もうまく気分転換しながら、奥さんをサポートしましょうね。
僕は友達に電話して、今の状況や気持ちを笑いながら話してましたよ。それだけでも気分転換になりました。
④妊娠に対しての知識をつける
つわりは個人で様々な症状があり、奥さんがどの症状に当てはまり、どのサポートがベストなのか調べる
妊娠は大きく分けて、
・妊娠初期(~15週まで)
・妊娠中期(16週~27週まで)
・妊娠後期(28週~産まれるまで)
の3つに分類されます。
引用元:厚生労働省03_各論_2-1_対象特性_cs6_0110追加.indd (mhlw.go.jp)
特に妊娠初期から妊娠中期にかけてつわりが起こりやすく、長い人では妊娠中つわりが治まらない人までいます。
つわりの症状は人によって様々です。
- 吐き気
- 匂いに敏感になる
- 頭痛
- イライラ
- 眠気
- 食べ物の好みが変わる
僕の奥さんは「吐き気」「匂いに敏感」「食べ物の好みが変わる」の症状が出ています。
どれも「吐き気」につながる症状であり、僕の奥さんは下記のような症状がでます。
- 匂いに敏感
匂いがする食べ物、ご飯が炊ける湯気の匂い、妊娠前はお気に入りだったアロマの匂いなどが、不快な匂いに変わり吐き気を催していました。
- 食べ物の好みが変わる
妊娠前は好物である梅やトマトが全く食べられなくなり、口にすると吐き気を催すようになってしまいました。
つわりの症状には個人差があり、人によって様々なので奥さんのつわりを理解し、サポートするのが重要です。
⑤言葉でしっかりと伝える
言葉でコミュニケーションをとることによって安心感が伝わる
つわりで大変な奥さんには「今何してほしい」「今日も頑張ったね」「近くにいるから安心してね」など言葉でしっかりとサポートすることを伝えてあげましょう。
行動で示すのはもちろん大事ですが、不安な気持ちをいつも抱えている奥さんには言葉をプラスしてあげるだけで安心感が違います。
僕の場合、寝ようとした際に「いつも言葉で伝えてくれてありがとう。安心する」と奥さんから言われました。意識していたわけではなかったのですが、言葉で伝える大切さを理解しました。
⑥マッサージで身体をほぐしてあげる
旦那の余裕があるときにマッサージでむくみを楽にし、夫婦のコミュニケーションをとる
妊娠中はホルモンバランスも崩れ、むくみが出てきます。足・腕・顔など人によって様々ですが、マッサージしてあげるだけでつらい身体もだいぶ楽になります。
僕は足をマッサージしていました。毎日していたわけではなく、平日の寝る前や休みの余裕がある日中で軽くもんでいました。つわりが酷いときにはパンパンに膨れあがっているのでやりがいがありましたね。
⑦赤ちゃんが産まれてからの生活を2人で語り合う
つわりで不安な気持ちを和らげるために、産まれてくる子をふまえた家族の将来を語り合うこと
赤ちゃんが産まれてからどんな生活がしたいか、名前をどうするか、ベビーグッズはどんなものをそろえるかなど、明るい未来を2人で語り合いましょう。
かたい話でなく、笑い合いながらお互いの理想を話すだけで奥さんの気持ちも明るくなり、つわりを乗り越える活力になります。
今でも僕の夫婦は「どっち似になるかな」「家族でキャンプしよう」「家族で一緒の服を着て旅行にいこう」など他愛のない会話で笑い合っています!
⑧お腹の赤ちゃんに話しかける
旦那も産まれてくる赤ちゃんが大事ということを、奥さんに見せてあげる
妊娠中の奥さんにとって旦那が子供を大切にしてくれるかなど不安に思うこともあります。旦那からしてみれば「大切にするのは当たり前じゃん!」と思いますよね。
しかし、妊娠中の奥さんはささいなことで不安になるものでそれを理解してあげなければいけません。
そんなときはお腹の赤ちゃんに話しかけてあげることが、子供を大事に思ってくれていると奥さんを安心させます。
妊娠中の不安、これから来る産後の不安を少しでも解消させるためにたくさん話しかけてあげてください。
お腹の赤ちゃんにもきっと届いていますよ。
⑨万が一に備えて覚悟を決めておく
万が一とは「産まれてこなかった場合」です。
医療機関で確認された妊娠後に流産する確率は約15%ほどと言われています。また、妊娠した女性の約40%が流産しているとの報告もあるほど、多くの女性が経験する疾患なのです。
引用元:日本産科婦人科学会
実は僕の奥さんも流産を経験しており、あのときの衝撃は生涯忘れません。
妊娠が発覚したときは非常にうれしいものです。
しかし、喜びすぎると万が一に精神的ダメージも大きいので、奥さんと流産の可能性について話し合い、覚悟はしておくべきです。
話し合いをすることで流産してしまう原因に対して調べるきっかけにもなります。
原因がわかれば対策もわかり、奥さんに対してのサポートも身が入るものですよ。
【奥さん感謝】サポートを受けている奥さんの声
筆者が現在サポートしていること、これまでサポートしてきたことのリアルな感想を奥さんに取材してみたので紹介します。
感謝の言葉が多く非常にうれしいのですが、心配の言葉もあったので精神的不安にさせていたのは反省点ですね!
これからも一層頑張ろうと思えます。
ひとつずつ見てみてください。
・仕事終わりに簡単なトイレ掃除・お風呂掃除・料理を作る(買う)など
・休日には掃除機かけ・買い出しなど
・キッチンに立つのもつらいからありがたい!
・率先してやってくれる旦那で良かった。
・旦那の負担が心配にもなる。
・産後も期待できる!!
感謝の言葉が多くて頑張ってよかったと思います。
産後も離乳食を作る場面があると思うので、この経験は役に立ちそうですね。
・「今日の体調はどう?大丈夫?」と仕事終わりに必ず電話で聞く
・「何かしてほしいことはある?」と奥さんの様子に変化があったら聞く
・「今日も一日よく頑張ったね」と寝る前に必ず声をかける
・つわりは大変で早く終わってほしいけど、その言葉が励みになる!
・言葉があるだけで一緒に頑張ってくれているなと感じる。
・1人じゃないと感じて頼りになる。
奥さんの内情が知れて、これからも支えていこうと改めて感じましたね。
・足をマッサージする
・つわり中はスキンシップする余裕もないけど、マッサージがスキンシップになって癒やされる。
・冷えは大敵なので、マッサージで温まって助かる!靴下とは違うぽかぽか。
仕事で疲れているなか正直大変ですが、頑張ってマッサージして良かったと思える声ですね!
・仕事が休みで家にいるときは、奥さん第一優先で生活する
・旦那が無理していないか心配。
・自分が無理をできないからこそ、今の状況を理解してくれている存在がいてうれしい!
心配の声が最初に聞けたのは意外でした。奥さんに心配させないためにも適度に気分転換を続けていくのが必要ですね。
・「子供が大きくなったら何を始めたい?」と将来の話をする
・「子供がのびのび生活できる場所に暮らしたいね」とお互いの考えをすり合わせる
・「公園デビューは緊張するね」など明るい未来を想像する
・明るい未来を想像できるから自分もポジティブに考えられるようになる。
・良いパパになってくれるだろうなと安心できる。
将来の話をすると僕もパパとしての自覚がでてきます!
【奥さん消沈】つわり時に旦那がやってはいけない5つのNG行動
旦那ができるサポートとは逆のやってはいけない行動を5つ紹介します。
妊娠している奥さんはささいなことで身体の変化、感情の変化が起きます。
何気ない一言や行動でストレスを感じやすくなっているので、未然に防ぐためにもまずは上記5つのNG行動を意識しましょう。
ではひとつずつ見ていきましょう。
①ネガティブな発言
傷つきやすい言葉は必ず避けること
「休みすぎ」「勝手に決めていいよ」「仕事で疲れているから無理」などの発言は絶対に避けてください。
旦那からすれば怒らせるつもりで言ったわけじゃないとしても、ただでさえつわりで精神的にまいっている奥さんに対して言ってはいけない言葉であり、それが原因でいつも以上に怒ってしまうことも。
この期間は普段以上に傷つきやすいので、ささいなことで夫婦の亀裂が入ってしまう可能性があることを頭に入れておきましょう。
②奥さんの前で匂いがするものを食べる
匂いに敏感な時期。食べ物の匂いが原因で、つわり特有の吐き気につながる。(食べ物以外も注意)
つわりの時期は匂いに対して非常に敏感になり、匂いが原因で吐き気につながります。
ご飯時に奥さんの隣でカレーや麻婆豆腐、魚など匂いが強いものを食べるのは注意しましょう。
全ての匂いがNGというわけではなく、日によって変化するものなので、大丈夫な匂いなのか奥さんに確認することを忘れずに!匂いがきつくないものを食べるなどして対策を考えておきましょう。
つわりが終われば匂い問題は解決しますので、今は旦那も協力してあげましょうね。
僕の場合、匂いがするものを食べる際、奥さんから離れて換気扇の下で食べていました。
③自分ファーストの生活をする
つわりの時期に自分1人が楽しむ考えはNG
自分でできることを奥さん任せにする、飲み会や趣味の時間を楽しむなど、自分が楽をする・楽しむを優先するのはNGです。
つわりで気分が沈んでいたり、吐き気などで一日中大変な思いをしていたりとする中で、旦那1人が楽しんでいるのを奥さんはどう思うでしょうか。良い気持ちになるわけがありませんね。
「旦那は何もするな」ではなく、奥さんの調子が良い日には一緒にお散歩して気分転換するなど、奥さんを優先しながらも自分の気分転換になることを実践してみましょう。
僕の趣味は登山ですが、1日中外に出かけることになってしまうため、楽しむことはできませんでした。その代わりに奥さんが身体を休めている間、外で軽くランニングや家の中で筋トレなどして気分転換していましたね。奥さんと一緒にNetflixを見て楽しむこともしてきました!
④奥さんの近くで喫煙
妊娠中の奥さんの前で喫煙は胎児に影響が出るため絶対NG!(電子タバコも同様)
お腹に赤ちゃんがいる奥さんの近くでタバコを吸ってはいけません。電子タバコも同様にNGです。
匂いに耐えられないのはもちろんのこと、タバコの煙で受動喫煙になってしまいます。
受動喫煙のリスクは高く、
乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因であることが確実視されているほか、低出生体重・胎児発育遅延との関連も指摘されています。
引用元:女性の喫煙・受動喫煙の状況と、妊娠出産などへの影響 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
妊娠が発覚したら奥さんのため、お腹の赤ちゃんのために禁煙を決意するのが一番です。
しかし、どうしても辞められない方は、奥さんに匂いや煙が絶対に届かない場所で喫煙するようにしてください。
⑤つわりに対して理解しようとしない
つわりは、旦那が想像する以上のつらさだと理解しないのはNG
つわりは「吐き気」「眠気」「精神不安定」「ささいなことに敏感」など妊娠前に比べると様々な変化があり、日々の生活がガラッと変わります。
しかし、旦那からすると自分で経験するわけではないため、実感が沸かない人もいるのが現状。
・奥さんの声
「つわりでつらいから動けない」
・旦那の返答
「つわりは病気ではないからそんなにつらそうにするなよ」
・奥さんの声
「吐き気がして動けないから家事お願い」
・旦那の返答
「仕事で疲れているから俺も無理」
など、つわりに対して理解しようともせず、冷たい態度をとることは絶対にNGです。
旦那からすると、どの程度つらいのか想像することも難しいでしょうが、下手な病気よりもつらいことを認識して接してあげましょう。
奥さんからすれば一番身近にいる旦那に頼るのが一番です。このつらいときこそ夫婦のキズナを深められる時期なので、しっかり理解してサポートに徹してあげましょうね。
つわりに対して知識がなかった僕は、ネットで調べるのはもちろんですが、母・姉・友人につわりの大変さを聞いて回りました。旦那が一番の理解者になってあげないとダメだよと教えてもらい、今でもできることを実践しています。
不安いっぱいの奥さんに【1人じゃない】と伝えてあげよう
ここまで奥さんがつわり時に旦那ができること、やってはいけないNG行動を紹介してきました。
9つの旦那ができることを紹介しましたが、
旦那ができることは9つ以上にたくさんある
つわりの症状は人それぞれ。
奥さんが一番望んでいるサポートを旦那が率先してやってあげましょう。
奥さんが喜んでくれることが旦那にとって1番です。
将来産まれてくる赤ちゃんのため、奥さんの頑張りを無駄にしないよう、この記事で手厚いサポートができるようになっていただければ幸いです。
夫婦の試練、頑張って乗り越えてくださいね。
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