- 読書を習慣にしたいけど続かない
- どの本を読めばいいんだろう
- 自分は読書に向いていないのかもしれない
こんな悩みを抱えていませんか?
本を読み続けるって大変ですよね。
私も以前は全く続かず、本を買っても積まれていくばかりでした。
しかし、読書が得意な人は、特別なことをほとんどやっていません。
簡単にできるコツを知っているだけなのです。
本記事では、1年で150冊の本を読んだ経験から、読書を習慣づけるコツ11選と迷ったときの本の選び方を解説していきます。
読書習慣は誰にでも身につけられます。ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです!
読書を習慣づけるコツ11選
習慣づけるコツといっても普段の生活で少しだけ意識を変えるものばかりです。
身構える必要はありません。
私が意識したコツ11選を紹介します。
- 目標を低く立てて継続する
- 読書するきっかけを決めておく
- 本を読みやすい環境を整える
- 読みにくいと感じた本は読まない
- しっかり読もうとし過ぎない
- 本の全体像を把握してから読む
- スキマ時間を活用して本に慣れる
- 読書を続けると周囲の人に宣言する
- 達成した成果を目に見えるように記録する
- 要約された解説を聞いて理解しやすくする
- 紙の書籍と電子書籍を使い分ける
一つずつ説明していきます。 全てをやる必要はないので、簡単にできそうだなと思うものから取り組んでみてください。
目標を低く立てて継続する
読書を習慣づけるには継続が第一です。
初めのうちは、
・1日5ページ読む
・1日10分間読む
といった小さな目標を立てて、読書を継続する労力をできるだけ小さくしましょう。
読書に慣れていないとき、
・1週間に1冊本を読もう
・毎日1時間本を読もう
こんな目標を立ててしまいがちですよね。
きりがよく感じますが、大きな目標を立てるとそれを達成するのが大変で、始めるのが次第にイヤになってきてしまいます。
達成できなかった時の挫折感から読書をやめてしまうかもしれません。
しかし、目標を小さく立てていれば、継続はしやすくなり、毎日達成感は積みあがっていきます。
一度読み始めてしまえばそのまま読み進められ、毎日続けていくうちに、自然に長時間の読書も可能になるでしょう。
私の最初の目標は、「1日1回本を開く」でした!
ゆっくりでいいので、読書に対するハードルを下げ、続けようと意識してみてください!
読書するきっかけを決めておく
習慣を身につけるには、それを始める「きっかけ」を決めておくことが重要になります。
食事や入浴って習慣になっていますよね。
これらを何も考えず自然にできるのは、その行動を起こす「きっかけ」があるからなんです。
- 12時にご飯を食べよう
- ご飯を食べたら歯磨きをしよう
- お風呂から出たら髪を乾かそう
- 23時になったらベッドに入ろう
これらには全て行動を起こすきっかけが決められています。
モチベーションだけに頼って行動を起こすのは難しく、毎回自分の意志で決めているものはなかなか続きません。
- 21時になったら読書する
- 電車に乗ったら読書する
- 朝ご飯を食べたら読書する
こういった時間や場所、行動からつながるタイミングで読書をすることによって、自然に気持ちが読書へ向かうようになり、習慣化しやすくなります。
まずは意志の力で継続しようとするのをやめましょう。
私は寝る前にベッドで読書する時間を作っています!
「ベッドに入ったら本を読む」というきっかけですね!
時間は人それぞれです。いろいろなタイミングを試して、自分に合った習慣化を目指してみてください!
本を読みやすい環境を整える
読書を習慣化するには、自分が集中できる「環境の整理」が必要です。
環境が整っていないと長続きさせるのは難しいでしょう。
環境作りで意識するポイントは大きく分けて2つです。
- 誘惑になりそうなものをなくす
- 始めるまでの段取りをできるだけはぶく
読書するとき近くに、スマートフォンやテレビなど誘惑されるものがあると気が散ってしまいますよね。
集中できないと内容も頭に入らなくなります。
読むと決めたら手が届くところに置かない、電源を切っておくようにして、本だけに集中できるよう妨げになるものは遠ざけておきましょう。
また、習慣化を目指すのであれば、いかに簡単に取り組めるかを考えなければなりません。
毎日やろうとしているのに、時間がかかったり体力を使う準備が必要だったりすると、行動がイヤになって継続するのは難しくなります。
取り組むまでを簡単にする環境を整えてください。
普段読んでいる場所が決まっているなら近くに本を置いておく、外で読むならすぐに取り出せる場所に閉まっておくなど、読めるまでの段取りは最小限にしておきましょう。
私は、ベッド近くにスマートフォンを置かない。
本を常にベッドに置いて、すぐ読めるようにしています!
読みにくいと感じた本は読まない
読んでいて読みにくいと感じる場合は、本の選択を間違っている可能性があります。
読み進めていくなかで、読みにくいと感じた本を最後まで読む必要はありません。
文章の癖や表現方法、文字の多さなど合わないものは当然あります。
慣れていないときにそのような本を読むと、読書が苦痛に感じ、苦手意識を持ってしまうでしょう。
初めのうちは、
- カラーが入っているもの
- 図や画像がところどころに差し込まれているもの
- 文字が大きく1ページにしきつまっていないもの
- 自分の今の感情に合った内容のもの
- 小説なら短いものや短編集
など、読みやすいものから選ぶようにしてください。
本は出会うタイミングによって、おもしろいつまらないが変わる場合があります。
読むのが大変、共感できない内容の本は、寝かせて別のときに興味が出てから読みましょう。
本はたくさんあります。
必ず自分に合う内容のものがあるので、いろいろな本を試してみてください。
しっかり読もうとし過ぎない
読書しようと気合を入れ、一言一句全て理解するつもりで読んでいると、進みがおそかったり苦戦したりして、読書に対する苦手意識を持ってしまう可能性があります。
全部を読んで理解する必要はありません。
読んでいくなかで、すでに知っている情報など、自分に必要ないものが書いてある場合があります。
そういった情報は読んでも新しい知識は得られないので、読み飛ばしてしまいましょう。
読書するときは、流し読みで太字や気になるキーワードを探し、要点をつかみながら読み進めてください。
読み終わった後に、理解しきれなかったところや気になる部分を読み返せば大丈夫です。
しっかり読もうとし過ぎず、まずは読み続ける意識を持ちましょう。
本の全体像を把握してから読む
読書をするとき目次を飛ばしていきなり1章から入る人も多いですよね。
小説などストーリーがある本ならその読み方で大丈夫です。
しかし、ビジネス書などの場合は、1章に入る前に全体の流れをつかんでください。
そのためには、
- 目次を全て読む
- はじめに・おわりにを読む
この2つが大切になります。
目次を読めば全体の構成を把握でき、はじめに・おわりにを読めば、この本で作者が何を伝えたいか理解できます。
全体の流れや結論、作者の意図を知ったうえで読めば、内容も理解しやすく、理解できる内容は読みやすさにつながります。
目次を読んで、自分には必要ないと感じた部分は飛ばして、3章と4章だけ読もうといった読み方でも大丈夫です。
目次を読んで合わないと感じた本は、いっそ読むのをやめてしまいましょう。
目次を読めばその本に書かれていることは理解できます!
スキマ時間を活用して読書に慣れる
待ち合わせや移動中の電車など、ふとした空き時間にスマートフォンを見ていることって多いですよね。
そういったスキマ時間を活用して読書してみましょう。
読書を習慣にできない原因は、読書に慣れておらずハードルを感じてしまっているからです。
スマートフォンを見るときにハードルは感じませんよね。
ですので、空いた時間があったらスマートフォンを見る習慣から、本を読む習慣に変えてみてください。
初めは意識して行う必要がありますが、抵抗がなくなり読書の時間が自然に増えていきます。
1日15ページ読むという目標を立てていたら、その時間で目標も達成できますね!
本を持ち歩くのが大変ならkindleなどの電子書籍もあります。
まずは読む回数を増やし、読書に慣れるようにしましょう。
読書を続けると周囲の人に宣言する
1人で何かを続けるのはとても難しいことです。
そんなときは家族や友人に読書すると宣言して、他の人を巻き込んでみましょう。
「公表効果」と言い、
- テストで良い点を取るために勉強する
- 明日までに作品を完成させる
などの宣言をすると、その発言に対して責任を感じ、本気で目標を達成しなければという気持ちになります。
少しプレッシャーに感じるかもしれませんが、一言で格段にモチベーションが上がり、宣言するだけなので周りに迷惑も掛かりません。
出来てから周りに伝えるのではなく、先に周囲に宣言し、継続できる状況を作りましょう。
- 家族や友人
- SNSでの発信
- アプリ
周囲の人やSNSで宣言するのに抵抗がある人は、みんちゃれというアプリがおすすめです。
習慣化を目的としたアプリで、5人グループを作り、その日の成果を報告するといった内容になっています。
私は、1日15ページ本を読んだら画像を載せ、他は無言でもいいルールのグループで、読書の継続を達成しました。
他の人を巻き込むと聞くと少しハードルが高く感じますが、効果は絶大なのでぜひ挑戦してみてください。
達成した成果を目に見えるように記録する
目標を達成できたら、目に見えるように記録してみましょう。
記録が積む重なっていくと、「こんなに読んだんだ!」「自分は続けられる!」と、達成感や自己肯定感が高まっていきます。
また、継続を切らしたくない気持ちから、読書に対するモチベーションも上がります。
記録の方法は、
- カレンダーに〇を付ける
- 手帳にチェックを入れる
- 習慣化アプリに記録する
などです。
アプリを開く行動がストレスになるなら、カレンダーに印を付ける。
グラフなど、より正確な記録を付けたいなら、アプリで行うようにしましょう。
読み終わったときにタイトルもメモしておくと、数が増えてどんどん楽しくなります!
要約された解説から入り理解しやすくする
ビジネス書のような内容が難しい本の場合、読み進めてもなかなか頭に入らず、読むのが嫌になってしまう場合があります。
そんなときは、その本が要約されていないか探してみましょう。
要約を見れば内容がスムーズに理解できるようになり、簡単に読めるようになります。
要約を探す方法は下記の3つです。
- 「本のタイトル+要約」で検索する
- YouTubeで本のタイトルを調べる
- 本の要約サイトを使う
なかでも、YouTubeで本のタイトルを調べるのは、慣れていない方におすすめです。
YouTubeには、本を要約して解説している動画がたくさんあります。
動画は音声で解説を聞け、自分で読む必要がなく非常に便利です。
また、移動中や朝の準備中など、何かをしながらインプットできます。
時間がないときでも効率的に要点を理解できる方法なので、気になる本があったらYouTubeで検索してみましょう。
ただ、あまり有名ではない本はYouTubeにはない場合もあるので、上記の他2つの方法で調べるなど、使い分けが必要になります。
要約サイト「flier」も音声で要約を読み上げてくれます。有料のサービスも多いので、読書に慣れたら検討してみてください!
紙の書籍と電子書籍を使い分ける
紙の書籍と電子書籍を使い分けると、より効率的に読書ができます。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、状況に応じて選択しましょう。
上記にあるように紙の書籍は記憶の定着が良いので、覚えたい、勉強したい、集中して読まないといけない内容のものは紙の書籍。
シリーズがあり、何冊も買う必要のある小説は、場所を取らない電子書籍など2つの利点を見比べると、どちらで買えばいいかわかります。
普段は電子書籍で読み、就寝前は紙の書籍で読むなど使い分けの幅は広いですね!
現物の本のほうが、モチベーションが上がる場合もあるので、おすすめです!
どの本を読むべきか|迷う場合の選び方
たくさんの本がある中で、読書に慣れていないとどのジャンルから手を出せばいいか迷ってしまいますよね。
読書はしたいけど、読みたいものが決まっているわけではない方もいるのではないでしょうか。
合わない本を選んでしまうと読むのも苦痛になりますので、ここではおすすめの本の選び方を4つ紹介します。
- 興味があるジャンルの本から選ぶ
- 売れていて評価の高い本から選ぶ
- 本の読み放題サービスから探す
- 本を紹介している動画を観る
興味があるジャンルの本から選ぶ
一番優先すべき選び方は興味があるジャンルから選ぶことです。
勉強のためだからと、とりあえずで興味のない実用書などを買ってしまうと、読書自体が続かず習慣づけは難しくなります。
初めのうちは、読み終えられそうな本を選びましょう。
SFが好きならSFを、自分や友人に悩みがあるならそれに関する本を。
娯楽でも、悩みの解決にも本は役に立ちます。
今の自分に何が必要かを考えて、本を探してみてください。
まずは苦労なく読み進められる本を選んでみましょう!
売れていて評価の高い本から選ぶ
何から読めばいいかわからない場合は、まずベストセラーの本や書店でおすすめされているものを選んでみましょう。
売れているのには理由があります。外れることは少ないので、安心して手に取ってください。
また、Amazonランキングの評価・レビューを見る方法もあります。
Amazonランキングは評価が星で表示されていて、見てすぐにわかるのでおすすめです。
本を選ぶ判断基準は、以下の通りです。
- 評価4.5以上
- 評価数100以上
Amazonランキングでは本の総合売れ筋ランキングと別に、32個の大きなカテゴリーがあり、その中に小さなカテゴリーがあります。
- アート・建築・デザイン
- エンターテイメント
- コンピュータ・IT
- スポーツアウトドア
- ノンフィクション
- ビジネス・経済
- 文学・評論 など
たくさんのカテゴリーが用意されており、読みたいジャンルが決まっている人も、これから探したい人も探しやすくなっているので、ぜひ活用してください。
本の読み放題サービスから探す
読書を習慣づけるなら、本の読み放題サービスは非常に有用です。
様々なサービスがありますが、なかでもおすすめなのがKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)です。
月額980円で200万冊以上の本が読み放題のサービスですが、最初の30日間は無料で試せます。
つまらないと感じた本はすぐに返却できるので、読みたい本がわからない人でも、いろいろな本を見比べて自分に合った本を探せます。
読み放題サービスと聞くと、あまり有名なものは読めないと思われるかもしれませんが、少し前のベストセラー本もたくさんあるので活用しましょう。
本を紹介している動画を観る
上記で紹介した、YouTubeで要約の動画を検索する方法にもつながります。
YouTubeでおすすめの本を検索すると、ジャンルや年代などでまとめている動画がたくさんあります。
作業をしながら本の紹介や、おすすめ部分の要点を聞けるので、忙しい人や自分で探すのがめんどうと感じる人におすすめの方法です。
私は移動中におすすめの本を動画で聴き、後で気になった本を調べるようにしています!
読み終わったらアウトプットしよう
読書はアウトプットが重要です。
読書によって、知識が得られたり想像力が身についたりしますが、アウトプットまで行うとより定着し、その効果は何倍にもなります。
読んでいる際に気になったところがあれば、メモや写真を撮りながら読み進めましょう。
アウトプットにはいろいろな方法があります。
手軽な方法もあれば、少し難しい方法もあるので、ハードルが高いと感じたものは、読書に慣れてから実践してみましょう。
- 人に内容を伝える
- SNSで感想を言う
- 実践する
それぞれの利点を解説します。
①人に内容を伝える
人に内容を伝える際に、頭の中で内容をまとめてから話すので、記憶の定着や相手に伝える力が身に付きます。
また、話す時にうまく伝えられない部分は理解しきれていないとわかるので、見返すべき場所の確認にもおすすめの方法です。
多くの人に話すほど内容が整理できてくるので、たくさんの人に話してみましょう。
②SNSで感想を言う
SNSでのアウトプットは、スマホ一台でできて一番始めやすい方法です。
また、学んだことを要約して文章にするので、内容をまとめる力がつきます。
SNSで発信するなかで人とのつながりが生まれ、読書仲間ができる場合もあるでしょう。
発信に対して反応があれば読書のモチベーションも上がるので、Twitterなどで気軽に発信してみてください。
③実践する
読書で学べたものがあれば実践してみましょう。
読んだ内容は、生かさなければ知識のままで、次第に忘れていってしまいます。
しかし、学んだ知識を使い、経験に変えれば忘れることはなくなるので、一つでも勉強になったと感じたらすぐに実践してみてください。
とはいえ、読んだ内容を実践するのはなかなか難しいですよね。
でしたら、自分がやっている趣味や仕事に関する本を優先して読みましょう。
今やっていることならすぐに実践しやすくなりますよ。
無理をしない継続を心がけ読むことに慣れよう
読書を習慣づけるのは大変と感じるかもしれませんが、少し工夫すれば難しくありません。
意気込み過ぎず、気楽な気持ちで継続を続けていれば自然に身についていきます。
読んでいて合わないと感じた本は、すぐにやめてしまいましょう。
本はたくさんあって、自分に合ったものが必ずあります。
チャレンジして続かなかったから無理だと思わず、たくさんの本に触れてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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