こんなお悩みはありませんか?
介護職は日勤だけでなく、早出や遅出、夜勤もあって勉強する時間を確保しにくいですよね。
私はかなり変則的なシフトの勤務でしたが、働きながらの試験勉強は大変でした。
ですがコツを掴めば毎日の勉強時間は作れます。
体調を整えながら効率良く試験対策をし、念願の一発合格が可能です。
変則勤務の中で介護福祉士試験に一発合格した私の体験をもとに、合格するためのポイントを解説します。
- 介護福祉士試験に一発合格する勉強法4つ
- 勉強を習慣化するコツ4つ
この記事を読めば、健康を損なわず無理のないやり方で介護福祉士試験に合格し、今よりも質の高い介護サービスを提供できるようになりますよ。
介護福祉士試験の一発合格は可能!勉強の習慣化がカギ
実体験から申し上げますと、無資格未経験で介護の仕事を始めた方が介護福祉士試験に一発合格するのは可能です。
介護職は無資格未経験の人も就きやすい仕事ですが、実務経験を積みつつ初任者研修や実務者研修を経て介護福祉士試験を受けるまで、少なくとも3年の期間が必要になります。
私は営業事務からの転職。全くの未経験の状態から、病院の看護補助として介護の経験をスタートさせました。
3年実務経験を積むと、ある程度の介護技術や理論も分かってきます。
しかし試験問題となると、幅広い分野から出題されるのでしっかりと対策を練る必要があります。
とはいえ、毎日の勤務がハードなのに1時間も2時間も勉強するのは大変ですよね。
まずは勉強を日々の習慣に組み込むよう意識しましょう。
私はこのようなマイルールを作って勉強に慣れていきました。
- 疲れている時は無理せず【5分だけ】と決めて勉強する
- 体調管理を徹底し、勉強できない日を作らない
- 自分が一番やりやすい方法で勉強する
勉強した【時間】は重要ではなく、【行動】したかどうかが大切。
同じ5分でも、勉強を始めたばかりの人と1ヶ月勉強した人とでは勉強量が違います。
初めは『ちょっとスローかな?』と感じるくらいのペースで学習を進めましょう。
まずは毎日試験問題に触れる意識を持ってくださいね。
勉強を継続するためには体調管理も重要です。
疲労の蓄積は風邪やメンタル低下などの不調に繋がり、勉強したくてもできない状態に陥る危険性があります。
効率良く学習を進めるには、健康維持が大切なのです。
これを踏まえた上で、合格のための勉強法を取り入れていきましょう。
介護福祉士試験に一発合格する勉強法4つ
- 過去問は最低3年分解く
- テキストは辞書として使う
- 隙間時間にアプリを使う
- 模擬問題集は余裕がある時だけ
私が試験合格のために使った勉強法はこの4つです。
とてもシンプルなやり方なので、取り入れやすいと思います。
勉強場所は自宅でも図書館でも、好きな所でOKです。
私は自宅で勉強する日が最も多かったのですが、夜勤明けの日は朝食がてらファミレスで30分ほど勉強していました。
この4つの勉強法は場所や時間帯を選ばないので、よかったら参考にしてみてくださいね。
多忙な人やズボラな人にも無理なく取り入れられる方法ばかりです。
では、1つずつ解説していきますね。
過去問は最低3年分解く
試験問題に慣れるため、過去問は最低でも3年分×3回解きましょう。
テキストよりも先に問題集に取り掛かっても問題ありません。
余裕があれば5年分の過去問を解けるといいのですが、私は3年分の過去問が載っている問題集を使いました。
働きながら試験勉強する人は、介護の実務経験が3年分あるので初見でも解ける問題はたくさんあります。
最初は時間がかかっても良いので、1回分の過去問を解いたら怖がらずに採点してみましょう。
何問間違えても大丈夫です。
まずは自分がこれから立ち向かう試験の傾向をきちんと知りましょう。
私は初めて解いた過去問の正解率が4割程度でした…
テキストは辞書代わりにする
テキストは過去問題集のサブとして使います。
全て読み込む必要はありません。
資格試験の勉強は、まずテキストを読んでから問題を解くやり方が一般的ですよね。
ですが、不規則なシフトで仕事をする人にとっては時短のテクニックも必要です。
私はテキストをこのように使っていました。
- 過去問を解き採点する
- テキストで間違った問題の解説箇所を確認し、マーカーを引く
- 間違えるたびに違う色でマーカーを引く
- マーカーを引いたページに付箋を貼る
学習のメインは過去問題集にして、テキストは分からない用語を調べたり、間違えた問題のチェックをしたりと辞書のように使っていました。
例えば、同じ問題を3回間違えたとします。
間違うたびに違う色でマーカーを引くので、『同じ問題を何度も間違っている。自分はこういう問題が苦手なんだな』と気付きを得られるのです。
マーカーを引いたページには、小さな付箋を貼っておきましょう。
付箋を貼れば、間違えた箇所を簡単に確認できます。
最初はテキストが付箋だらけになってしまい落ち込むと思いますが、大丈夫です。
答えを間違えなくなったら付箋を剥がしてください。
付箋の数が減れば減るほど、正解率が上がっていると実感できますよ。
隙間時間にアプリ使用
仕事の休憩時間や家事の合間などの隙間時間を利用して、アプリで問題を解くのもおすすめです。
私が使っていたのは、中央法規の【介護福祉士合格アプリ】です。
過去問3年分と模擬問が出題され、科目ごとの正解率が分かります。
介護福祉士試験は出題範囲が広く全ての分野で点を取らなければなりません。
早い段階で、自分の苦手分野を把握して対策を練りましょう。
中央法規の【介護福祉士合格アプリ】は科目ごとに問題を購入できます。
しかし無料問題も多いので、隙間時間に使うのみであれば課金はしなくても大丈夫です。
模擬問題集は余裕のある時だけ
試験日が近付くと、模擬問題集や予想問題集が発売されます。
日々忙しく勉強時間の確保が難しいと感じる人は、これらの問題集に手を出してはいけません。
あれもこれもとテキストや問題集の数を増やすのは、時間のない人にとっては危険です。
ただでさえ毎日仕事に追われ、時間の不規則な生活なのに、新たな問題集を買っても着手できずに終わってしまいます。
働きながらの勉強はテキストと過去問題集を1冊ずつ用意すれば十分。
限られた時間の中で効率良く勉強するには、シンプルな方法を習慣化するよう意識してください。
時間に余裕がある人や、どうしても過去問だけでは不安な人は、あらかじめ模擬問題集や予想問題集に取り掛かる予定を組んでおきましょう。
勉強を習慣化するコツ4つ
- 時間管理は24時間軸の手帳を使う
- 睡眠時間を平均7時間確保する
- 食生活を整える
- 軽い運動をする
仕事をしながら勉強するには、強い意志が必要です。
疲れているから今日はいいや…と勉強せずに過ごしてしまうと、そのままズルズルと何もしない日が続く危険性があります。
気付けば1週間何も勉強していない…という状態にもなりかねません。
夜勤が連続した週は体調管理最優先と割り切って勉強はしませんでしたが、遅れを取り戻すのに苦労しました。
短時間でいいので、必ず試験問題に触れる時間を確保しましょう。
私が掴んだ、勉強を習慣化させるためのコツを4つご紹介しますので、1つずつ見ていきましょう。
時間管理は24時間軸の手帳を使う
勉強に使える時間を可視化するため、手帳で予定を管理しましょう。
変則勤務の人におすすめなのは、24時間軸のバーチカル手帳です。
バーチカル手帳とは、1日を縦軸で表現しており、時間ごとの予定が組める手帳です。
例えば0時~翌24時までの軸が設定されている場合、1番上に0時が印字され、一番下に24時が印字されています。
1時間単位で予定が組めるので、しっかりと時間管理したい人におすすめです。
日勤の日は夜に勉強できますが、翌日休みの場合は真夜中まで勉強することもあるでしょう。
早出出勤の前、朝5時から勉強する人もいると思います。
日によって勉強する時間帯が変わる変則勤務の人は、24時間バーチカルの手帳でしっかり時間管理しましょう。
私はこのように手帳を活用していました。
- シフトが分かった時点で以下の時間を手帳に記入し、動かせない予定を可視化する
- 勤務時間
- 通勤時間
- 入浴や食事、身支度
- 睡眠時間
- 空いた時間に勉強時間を組み込む
- 遊びや趣味の時間も予定に入れる
毎月のシフト表を見て、まずは勤務時間を一気に手帳に記入します。
更に通勤や入浴、睡眠時間、食事や身支度にかかる時間も一緒に書いておきましょう。
これで、日々の暮らしの中で絶対に確保しなければならない時間が明確になります。
空白の時間が試験勉強に使える時間です。
前後のシフトを考慮し、無理のない学習計画を立てましょう。
プライベートを楽しむための時間もこの段階できちんと確保してください。
仕事と勉強だけの毎日では、ストレスが溜まり勉強が嫌になってしまいます。
週に1度は思い切り趣味を楽しみ、勉強時間は短めに設定するなどして、自分のケアができるよう意識しましょう。
睡眠時間を平均7時間確保する
個人差はありますが、成人の理想的な睡眠時間は6時間から8時間と言われています。
私は毎日、平均7時間は眠るようにしていました。
睡眠時間が短いと思考力や記憶力が低下します。
その状態で勉強しても、いつもは解けるはずの問題が解けなかったり、覚えられるはずの用語が覚えられなかったりと学習効果は低いのです。
その結果モチベーションも低下してしまい、勉強するのが辛くなってしまいます。
身体的にも精神的にもデメリットしかないので、日々の睡眠時間はしっかり確保してください。
変則勤務の人は、必ず翌日のシフトも考慮して寝る時間帯を決めましょう。
食生活を整える
食事の摂り方にも気を配りましょう。
忙しいとついつい菓子パンやゼリーなどで済ませてしまいますよね。
介護の仕事は休憩時間が取りにくい日も多いので、手っ取り早く食べられる物を選びがちです。
私は病院勤務でしたが、患者さんのケアが思うように進まず、休憩時間を削ってしまう日がありました。
忙しい毎日ですが、できれば食事はきちんと主食と副食をバランス良く食べてください。
栄養バランスが良いと、体調が整いますし頭の働きも向上します。
勉強中は、脳がエネルギーとしてブドウ糖を消費するため甘いものが食べたくなります。
間食は手軽にブドウ糖を補給できるラムネやチョコレート、ガムがおすすめです。
夜勤をしている人は、勤務明けの朝に注意して下さい。
仕事が終わってお腹が空いているでしょう。
疲労感も高いので、早く眠りたい時間でもありますよね。
勉強の前に寝たい人は、サラダと温かいスープ、バナナなどの果物を軽い食事代わりにしてから休むようにしましょう。
軽い食事であれば起きた時に胃が重く感じないので、スムーズに勉強に取り掛かれますよ。
軽い運動をする
負担にならない軽い運動を習慣付けましょう。
介護の仕事自体がハードなので、運動しなくてもいいと感じるかも知れません。
ですが、運動すると頭がすっきりしたり気分がリフレッシュしたりと、勉強に行き詰まった時に非常に効果的なのです。
運動すると、やる気を高めるドーパミン、集中力や記憶力を向上させるノルアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。
つまり、運動すると学習効果がより高まるのです。
体力には個人差があるので、辛くならない程度の運動から始めましょう。
職場が近い人は徒歩通勤にする、家で10分の筋トレをするなど、簡単な運動でいいのです。
体を軽く動かすと、座りっぱなしで勉強していた身体のコリやだるさが軽減されます。
勉強の合間に、5分ストレッチするだけでも気分が切り替わりますよ。
介護福祉士試験に一発合格して更にスキルアップしよう!
介護福祉士試験は、堅実にコツコツ勉強すれば必ず一発で合格できます。
しかし働きながら介護福祉士試験に挑戦される人は、毎日が時間との戦いです。
疲れがひどくて『今日は勉強したくない…』と思う日もあるでしょう。
しかし、そういう日も少しでいいので問題を解いてください。
寝る前の5分だけでも構いません。
テレビのCM中、3問解くのも立派な勉強です。
やり終えたら、たとえ短時間でも勉強した自分を誉めてあげてくださいね。
頑張ってきた自分の力を信じて、体調をしっかり整えて試験に臨みましょう。
介護福祉士試験に合格すれば自分のスキルに自信が付き、より一層質の高い介護サービスを提供できるようになりますよ。
コメント