服を減らす実践的ステップ|私が200→30着に減らしたコツを伝授!

服を減らしてスッキリとした生活を送りたいと考えている方の中には、

  • 何から手をつけたらいいのか分からない
  • 断捨離の本を読んでも読んだだけで終わってしまった
  • 捨てる・捨てない基準が分からない
  • そもそも捨てる行為に罪悪感がある

など、お悩みを抱えたまま実行できない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

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そのお気持ちよく分かります。私もかつては服を200着以上所持し、途方にくれていましたから。

しかし、服を減らすのにはコツがあり、ちゃんと順序を踏んで行えば必ずできます

そのためには現実と向き合う必要がありますが、乗り越えた先には心もクローゼットもスッキリした生活を送れますよ。

この記事では、私の経験を元に3ステップで分かりやすく解説し、2度と服を増やさないためのポイントも紹介しています。

ぜひ最後までお読みください。

目次

実践的3ステップで伝授|私が200→30着に服を減らしたコツ

では早速ステップごとに解説しますので、未来の自分の姿やクローゼットの様子をイメージしながら行ってみてくださいね。

  • ステップ①向き合う|現実を見つめなおしてゴールを決めよう
  • ステップ②選定|自分がハッピーになれる服だけ残そう
  • ステップ③処分|なるべく早く処分できる方法を選ぼう

未来の姿を想像すると、ブレがなくなり進めやすくなりますよ。

【ステップ①】向き合う|現実を見つめ直してゴールを決めよう

冒頭でも少し触れましたが、服を減らすにはまず、現実を見つめ直さなければなりません。

「めんどくさい」と思うかもしれませんが、土台をしっかり固めておかないとリバウンドしてしまう可能性が高くなるのです。

リバウンドしないためのポイントはこちら。

  • 増える理由を明確にする
  • なりたい自分・理想の暮らしをイメージする
  • 収納場所のサイズを把握する

自分や現実にしっかり向き合って一つずつ進めていきましょう。

増える理由を明確にする

まず、服が増えた理由を明確にしましょう。

  • 単純に服が好き
  • ストレス解消
  • 捨てられない
  • 組み合わせが苦手
  • 同じものは何度も着たくない

など、人それぞれ理由が必ずありますので、そこから見直してみます。

【なぜ○○なのか】を書いて自分の気持ちや現状を理解し、根底にある原因を突き止めれば答えがでてきます。

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私の場合を例に挙げてみます

理由
①服が好きだし、オシャレな自分でいたいから
②毎日違う服が着たいし、たくさんあると安心するから
③服のために頑張って働いているから

では、

【なぜおしゃれな自分でいたいのか】
【なぜたくさんあると安心するのか】
【なぜ服のために働く必要があるのか】

理由を掘り下げていけば、根底に以下のような本音や現実が見えてきます。

本音と現実
①常に自分に自信がなく、服を買って心の隙間を埋めていた
②少ない服を着まわせるオシャレがしたいけど、デザイン性のある服が多く着回しが難しい
③毎月のカード払いのために働いている

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掘り下げると一気にダークな内容になりましたが、これこそが本当の理由であり、向き合った現実です。

理由が「単純に服が好き」な方でも、【なぜ好きなのか】を掘り下げれば必ず理由があります。

同じように服が好きでも少ない数で着回している方もいますし、単純な理由だけでは「減らしたい」と思うほど増えないからです。

あまり気が乗らない方もいらっしゃるかもしれませんが、自分や現実と向き合うと次に進む道が見えてきますよ。

リバウンドしないためにも、しっかりとした意思を持って改善につなげましょう。

なりたい自分・理想の暮らしをイメージする

理由が明確になったら、服を減らしたあとになりたい自分や理想の暮らしをイメージしましょう。

服の整理は心の整理でもあり、精神面だけではなく金銭面や時間面でもメリットをもたらします。

  • 毎日お気に入りの服が着られる
  • 自分の好みや本当に必要なものが分かるようになる
  • コーディネートが簡単にでき、服を選ぶ時間が短縮できる
  • クローゼットがスッキリして収納や衣替えが楽になる
  • 服に費やしていたお金を貯金したり他の趣味に回したりできる
  • 掃除が簡単にでき、清潔さを保てる

もし、未来の姿がイメージしにくい場合は、以下3つのうちどれが1番近いかを参考にしてみてください。

SNSでも少ない服でオシャレに暮らす方がたくさんいますで、暮らしぶりを見てみるのもいいかもしれません。

断捨離スト
買いすぎて増えた不要な物を手放し、生活で必要な物だけ選ぶ作業している人
「もったいない」精神を解放し、入ってくる不要な物を断ち(断)、家にある不要な物を捨て(捨)、執着から離れて(離)身軽で快適な生活を送る

シンプリスト
自分のライフスタイルや物事を簡素化し、自分の基準に沿った好きな物を整頓しながら生活している人
シンプルな服・インテリア・ライフスタイルを好むが極端に物が少ない暮らしをしているわけではなく、お気に入りの物に囲まれて、統一感を持たせながらときめく生活を送る

ミニマリスト
物を増やさないように徹底し、必要最小限の物だけで生活している人
一見、物がない生活は不便なように思えるが、自分にとって必要かを見極め、物・時間・情報・ストレスを省く生き方で、返って豊かな暮らしをしている

この3つに必ず当てはめなければならないわけではありませんが、服を減らすにあたって理想の状態をイメージするのはとても大切です。

あなたが思い描く未来の姿こそが、服を減らすゴールです。

収納場所のサイズを把握する

次に、収納場所のサイズをしっかりと把握しましょう。

収納に入りきらなくなっていたり、服が息できないほどにギュウギュウに詰め込まれたりしていませんか?

収納場所のサイズをきちんと頭に入れておくと、所持できる枚数も分かるようになります。

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実際に収納場所で、服をザッと適当な枚数残してみて「このくらいの量にしたい!」と確認すると分かりやすいですよ

現実を見ながら理想の収納状態をイメージし、頭に入れてから次のステップに進みましょう。

【ステップ②】選定|自分がハッピーになれる服だけ残そう

いよいよ服の選定に入りますが、ここでは「ハッピーになれる服だけを残す」をモットーに作業します。

「服はたくさんあるのに今着る服がない」と感じている方は、不要な服を持ちすぎています。

「まだ着られる」「流行っている」「これしか似合わない」などの決めつけは捨てて選定しましょう。

枚数は少なくても「着たい服」だけを残せば、今の体型やサイズ・好みや本当に必要なものが分かるようになり、自信につながりますよ。

こちらでのポイントは3つです。

  • 全ての服を出して山積みにする
  • 「着たいか・着たくないか」で分ける
  • 「いつか着る」の「いつか」は来ない

では、順を追って見ていきましょう。

全ての服を出して山積みにする

まず、家にある全ての服を出して、床に山積みにします。

山積みにするのは、選定しやすくなるためと、持っている服の量を把握するためです。

服が増える人の大半は、自分がどれだけの量持っていて、どんな服があるのかを把握できていません。

そのため、全てを出すとケースの奥でシワクチャになったTシャツや、サイズが合わないデニムなどの存在が明るみに。

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おそらくクローゼットに収納されていた状態よりも多く感じると思います。私はその山頂を見ながら「二度と増やさない」と心に誓いました。

なお、靴下・帽子・バッグ・ベルト・マフラーなどアイテム類も減らしたい場合は、服とは一緒にしないようにします。

一度にいろいろな種類をやってしまうと作業も大変で、どっちつかずになってしまいます。

モチベーションを保つためにも、「服」と「アイテム類」は分けて行いましょう。

「着たいか・着たくないか」で分ける

では、服の山から1枚ずつ選定していきますが、ここで間違えてはならないのは、

「着られるか・着られないか」ではなく、「着たいか・着たくないか」。

  • 汚れや破れがあり、着心地が悪い服
  • デザインが可愛くても太って見える服
  • 数年前は似合っていても今は似合っていない服
  • 「まぁこれでいっか」で選んだ服
  • コーディネートに時間がかかる服

これらの服は手に取るのをどうしても避けてしまうため「着たい!」気持ちになる方は少ないのではないでしょうか。

反対に、

  • 生地もしっかりしていて着心地が良い服
  • 細く見える服
  • 「似合っている」とよく褒められる服
  • 毎日のように手に取ってしまう服
  • 着回しがしやすくアクセサリーが映える服

などは、「着たい!」対象になるはずです。

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私は「この服を着ている時にバッタリ知り合いに会っても平気か?」も重視していました。

考え込むのではなく「着たい」=「ハッピー」になれるかを見て、触って、ぱっぱと決めていかないと判断が鈍り時間がかかる一方なので要注意。

選定が終わっても、まだ納得いく量に絞れていなければもう一度この作業を繰り返しましょう。

「いつか着る」の「いつか」は来ない

選定に迷った服の中には「いつか着る」と判断した服もあるかもしれませんが、着ていないのには必ず理由があります。

  • 高かった
  • 思い出がある
  • 痩せたら着られる

しかし、なんでも捨てるより幸福度を上げるために残した方がいい場合もありますので、詳しく見ていきましょう。

高かった=処分対象
ブランドもので高かったからと迷っても、着ずにクローゼットで眠らせるだけならそれは「処分しても困らない服」といえます。
しかも見るたびに「高かったのに」と自責の念を生んだり、「元を取る」だけに着たりしてもハッピーな服にはなりません。
「高かった」だけで迷う場合は、それが毎日着たい服であるかどうか考えて選んでみてくださいね。

思い出がある=場合による
思い出のある服は、着ていなくても「手元にある・ない」で精神面に影響します。
大切な思い出があり、見ているだけで幸せになれたり安心したりするのなら、それは無理に手放す必要はありません。
しかし、どれもこれも思い出があるとなってくると服は減りませんし、選定が大変になる一方です。
たくさんある場合は生地の一部を小物にリメイクして存在を残したり、写真に撮って保存したりする方法を考えてみましょう。

痩せたら着られる=処分対象
痩せたら着られる服を手放したら「ダイエットの目標がなくなる」「痩せたら着られる服がない」など不安になりがち。
しかし、痩せたら欲しい服も変わります。
昔の面影を追うのではなく、キッパリと処分して今の自分が着たい服をイメージしてダイエットしてみてはいかがでしょうか。
もしどうしてもダイエットのモチベーションにしたい場合は、1本だけデニムを残してみましょう。
デニムは一番ダイエットの効果を実感できます。

上記の3つに加えて、1年着ていない服も処分対象です。

2年着ていないとなると尚更その服を着る「いつか」はやってきません。

「いつか着る」ではなく、「今の自分が着たい服」「ハッピーになれる服」を残しましょうね。

お気に入りばかりがクローゼットに並ぶと、見ているだけでワクワクしてきませんか?

【ステップ③】処分|なるべく早く処分できる方法を選ぼう

衣類を処分する方法はいくつかありますが、その中でもなるべく早く処分できる方法を選ぶのがオススメです。

選定後、処分対象の服を持ち続ける期間が長ければ長いほど気持ちが揺らぎ、その中から1着、2着と引き戻してしまう可能性があるからです。

オークションやフリマアプリで売る方法もありますが、売れるまで長く手元に置く状況になるので気持ちもスッキリしません。

服に感謝して、なるべく早く処分するようにしましょう。

オススメは、

  • 自治体のゴミやリサイクルに出す
  • リサイクルショップに持ち込む
  • 寄付する

の3つです。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

自治体のルールに沿ってゴミやリサイクルに出す

ゴミを出すルールはお住まいの自治体によって違います。

粗大ゴミ扱いになる自治体もあれば、燃えるゴミやリサイクルとして出すところも。

必ずお住まいの自治体のホームページなどで調べてから出すようにしてください。

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私が以前住んでいた地域では、燃えるゴミの日に出していました。現在住んでいる地域では、スーパーやホームセンターにリサイクルする物を持ち込む場所があり、そこに「古布」として出しています。

処分する服が決まればなるべく早く手放すのが重要なので、燃えるゴミに出せたり、すぐにリサイクルに持っていけたりできるといいですね。

リサイクルショップに持ち込む

リサイクルショップに持ち込めば、服の処分が臨時収入になる場合も。

特に、未使用のトレンド感のある服は高く買い取ってもらえる可能性があります。

出張買い取りをしているショップもありますが、出張代や配送代がかかる場合もあるので事前に調べてみましょう。

ネットで申し込むだけの宅配買い取りサービスもありますよ。

Brandearフクウロbranduru
買い取り方法宅配宅配宅配・出張・店頭
買い取りキットありありあり
査定方法1アイテムごと1アイテムごと1アイテムごと
取り扱いブランド6,000以上1,000以上5,000以上
送料 / 査定料 / 振込手数料無料無料無料
キャンセル料 / 返送料無料無料無料
出張買い取りショップ

ネットから申し込むと宅配キット(ダンボールや袋・梱包材など)が送られてきますので、詰めて送り返すだけ。

買い取り価格に納得いかなければ1アイテムずつのキャンセルも可能です。

上記のショップ以外にもたくさんの宅配買り取りサービスがありますが、ファストファッションやノーブランドのものは買い取りをしていないところが多いので注意が必要です。

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私が上の3つ以外で利用しているのは、ZOZO TOWNブランド古着買い取りサービスです。買い取り価格もZOZOポイントか現金振り込みか選べますよ。

寄付する

服を捨てる行為に罪悪感がある方は、寄付する方法もあります。

日本のNPO法人や市民団体が服をリユースしてワクチンを購入したり、「服の里親」として世界中の子どもたちに届けたりしてくれます。

自分の服で誰かが喜んでくれるので社会貢献の意味でも利用するといいですが、ほとんどの団体は送料や手数料がかかります。

寄付と言っても、専用キットが購入になるなど実質「有料での寄付」になる団体もありますので、自分の考えに沿った団体を選んでみてくださいね。

服を増やさないための5つのポイント

服を減らして心もクローゼットもスッキリすると、もう二度と増やしたくない気持ちが生まれる方が多いのではないでしょうか。

気持ちを維持するためにも、日頃から増やさないようにする心掛けが大切です。

そのための5つのポイントはこちら。

  • 衣装ケースを減らす
  • すぐには買わず3日考える
  • 買う前に3パターンの着方ができるか考える
  • 1枚増えたら1枚減らす
  • 自分に似合う服の型や色を知る

では、一つずつ見ていきましょう。

衣装ケースを減らす

人は不思議なもので、空いている収納があればそこに何かをしまいたくなってしまいます。

服を減らして衣装ケースが空いたら、そちらも思い切って処分しましょう。

ケースまでも「いつか使えるかも」と取っておくと、またそこに服が埋まり始めてしまいます。

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私は、衣装ケースは使わず全てハンガーで吊るしています。
デニムやパンツ類も専用のハンガーで吊るしているので、どんな服を何枚持っているのか一目瞭然。
ハンガー作戦、おススメです。

また、視点を変えて、衣装ケースに家賃を払わない意識に変えるといいですよ。

衣装ケースを置いていた場所を、生活のために有効活用できると暮らしがより快適になります。

服を減らすといろいろな相乗効果が起こるのですね。

すぐには買わず3日考える

「可愛い!欲しい!」と思っても、すぐには買わず3日考えてみましょう。

  • 似たような服を持っていないか
  • 着回しはしやすいか
  • 肌に優しい素材か
  • 値段相応か

など考えているうちに次の日には欲しさが半減し、案外3日後には気持ちが覚めていたりするものです。

冷静になるためにも最低3日は寝かせてみましょう。

買う前に3パターンの着方ができるか考える

服を購入する時は、最低3パターンの組み合わせができるかをよく考えましょう。

デザイン性のある服はインパクトがあり、可愛く見えてしまいがち。

けれど、インパクトがあるがゆえに何度も着られなくなり、結局クローゼットで眠らせてしまいます。

もちろんデザイン性がある服もステキですが、シンプルな服は着回し力が抜群

アクセサリーで変化をつけたり、違うボトムを着用したりするだけでガラリと印象が変わります。

1枚増えたら1枚減らす

「1枚増えたら1枚減らす」を習慣化すると数をキープできます。

「1枚増えたら2枚減らす」だと自然に数が減ってくるので、さらにお気に入りばかりが並ぶクローゼットに近づきます。

なかなかシビアに感じると思いますが、少ない服でも意外に困らないのと同じで、やってみればできるものです。

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新しい服が増えたらハンガーまで増やさないように。と同時に「1枚減らしたらハンガーも減らす」も徹底するといいですよ。

自分に似合う服の型や色を知る

好きな服を着るのが1番ですが、自分に似合う型や色を知れば服の種類が厳選されてきます。

近年では、より自分の肌に合うものを選べるように、パーソナルカラーを知ろうとする人が増えました。

その代表的なものが、ブルーベースの「ブルベ」・イエローベースの「イエベ」診断です。

ブルベはブルー寄りの肌の色、イエベはイエロー寄りの肌の色を指し、自分がどちらの肌色なのかで似合う色が分かります。

ブルベイエベ
寒色系が似合う(青・緑・黒・グレーなど)暖色系が似合う(赤・黄・ピンク・オレンジなど)
ブルベ・イエベ色分け

他にも、春夏秋冬の季節色で分けるフォーシーズン診断でももっと詳しくパーソナルカラーが分かりますよ。

診断はネットでもできますが、より詳しく知りたいなら資格を持ったカラーリストの方にサロンで見てもらう方法がオススメです。

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色も型も、自分の「好き」と「似合う」が違う場合がありますので、第三者に見てもらったり写真を撮ったりして客観的に見てみるといいですよ。

服の整理を制するものは人生を制する!スッキリと365日おしゃれを楽しもう

今回は、服を減らすコツやポイントを詳しく解説してきました。

服の整理は心の整理につながり、人生をも変えてしまう可能性があります。

私もそのうちの一人。

時間やお金に余裕が生まれ、自分に合うものが分かるようになったので、よりオシャレを楽しめるようになりました。

服を整理したのをきっかけに家の断捨離も行い、今では引っ越し業者の方にも褒められるほどのスッキリさです。

手放す服に感謝して、あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか?

この記事がそのきっかけになれたら幸いです。

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